大分県にある「八鹿酒造」は1864年(元治元年)の創業です。
酒造りに適した気候に恵まれた九重町で、150年以上酒造りをしています。
八鹿酒造の名前の由来
創業当初の屋号は「舟来屋」でしたが、蔵を復活させた三代目、麻生観八の「八」と、その時に杜氏を務めていた仲摩鹿太郎の「鹿」を合わせて「八鹿」を社名としました。
八鹿酒造の代表銘柄は『笑門八鹿』。蔵の入り口には、3代目観八の直筆で「笑門」と書かれた大額が掲示されています。蔵に入る時は常に笑顔で、という先人の教えが込められています。
蔵見学、スタート
大正6年に建てられたという仕込み蔵「大正蔵」を案内していただきました。
昔は清酒の仕込み蔵でしたが、現在は焼酎の貯蔵庫として使用されています。
八鹿酒造の焼酎の代表銘柄は『銀座のすずめ』です。
大正蔵からさらに奥へ進み、鉄筋コンクリートの仕込み蔵へ。
2階の部屋は、仕込み時期に蔵人達が寝泊まりする部屋だったそうです。
昭和35年に建てられた、当時にしては大変珍しい蔵です。
仕込み蔵の裏手には、大きなタンクがいくつも並んでいました。
案内は30分~40分程度。様々なエピソードを織り交ぜて蔵を案内していただきました。
見学後の試飲タイム
見学後は、直売所「舟来蔵」(ふなこぐら)にて、試飲と買い物を楽しむことができます。
様々なタイプの日本酒を、スタッフの解説つきで試飲させていただきました。
瓶内二次発酵の本格スパークリング日本酒『八鹿スパークリング Niji』は、国内外問わず、数々の賞を受賞した純米スパークリングです。ラベルデザインは、麻生家の家紋である剣片喰(けんかたばみ)をあしらっています。
同じデザインで、ピンク、ブルー、グリーンのラベルを見つけました。ピンクは吟醸酒、ブルーは生貯蔵酒、グリーンは特別純米で、飲み比べにちょうどいいサイズです。
気に入ったお酒があれば、その場で購入することができます。
ヨーグルトリキュールや梅スパークリングなどリキュールも並んでいます。
酒蔵特製の粕漬け「八鹿漬け」は、店内で試食可能です。
直売所でも、ビデオや写真掲示で、酒造りについて学ぶことができます。
八鹿酒造は、全国新酒鑑評会ほか、多数の受賞を誇る蔵元です。
酒蔵見学の際は、前日までに予約をしてお出かけください。
インフォメーション
八鹿酒造
〒879-4692 大分県玖珠郡九重町大字右田3364番地
TEL.0973-76-2888 FAX.0973-76-3071
http://www.yatsushika.com/